2010/10/14

チリの落盤事故

チリの落盤事故。救出劇すごい感動。

今、関連のニュースをざっと150くらい読んでしまった。
せっかくなので、感想というか纏めを書きたい衝動を抑えられず久しぶりのBLOG書き。

読んでも読んでも、色々出てくる色々な話。
各ニュース、短い文章に色々な話を盛り込む。

漠然とした大まかな内容にとどまるものもあれば、家族などへの取材の伺われるような記事もある。中国では事故が多いとか、銅が高騰して安全を犠牲にした開発競争のような状況と伝える記事もある。似たような事故と救出劇がドイツで50年弱前にもあり100m弱の深さから縦穴で今回同様のカプセルでの救出をした話も。また、今回の話は映画化が決まっていてタイトルも「33人」と決まってるとか、連名で本を出版するかもとか、、、なんだか楽しみだ。かかった費用は3億円ほどと伝える記事もあれば7〜14億円越えると大統領が語ったとのものもある。事故現場の地上のテント村に愛人が駆けつけ、妻との確執が発覚したひとがいたり。救出に際して様々な企業がそれぞれの企業らしい援助物資を送っていたり。当初クリスマスくらいまでかかるとされていたが半分の2ヶ月で救出され、ギリシアの旅行会社からのプレゼントがあってバカンスが楽しめるのではとか、この数ヶ月で事故後のPTSDで鬱や悪夢を発症するかもとか。・・・本当に色々な話がある。2日に1回、ツナ小さじ2杯とビスケットとミルク、、、2日分の食料を大事にリーダーがまとめ配給したそうだ。もともと鉱山労働者で人間関係が出来ていたことも助けた、とか、広さがあって排泄物などの処理も区分けしてできたなど、色々なラッキーも。パニックになるひともいる中、助け合ってついた希望の火。この間に子供が産まれた人がいたり、求婚して了承されたりな人もいたり。・・・これら、全部バラバラに記事に載ってる。色々な切り口。1000人を越える取材者が集まったそうだ。そんな中、各社、情報収集を様々にして、でも成果物としての記事は短くまとめる必要がある。他社の記事をひっぱってまとめるなども出来ない、バラバラのもどかしさ。読んでればどんどん色々な話が出てきそうだ。日本語の記事だけでこうだから、現地ではしかし、色々な話がもっとあったかもしれない。こういう記事をたくさん次々読めるGoogleの検索、現地の地図を衛星写真や航空写真ですぐ見れるGoogleMapのすごさとかも改めて。すごい時代だ。

最後、チリ沖にロビンソンクルーソーのモデルとなったロビンソンクルーソー島の話を読んで区切りにした。なんという偶然というか。モデルとなったスコットランド人は18世紀はじめにその無人島につき、5年もサバイバルしたそうだ。以来300年、この島をGoogleMapで見ると、人が住んでるのが見える、数十件以上、港みたいなのも整備されてる。

人の人生は時々ドラマチックで、時に語り継がれる物語になるのだな。